2018.4.8 季節外れの雪の中、二ノ森〜石鎚山を歩く

保井野登山口から石鎚山を往復してきました。

前日の寒気の影響で季節外れの雪となり気温も氷点下。完全に冬山となったため石鎚山まで行けるか不安でしたが、何とか辿り着くことが出来ました。


保井野登山口を登り始めて15分くらい。雪が出てきました。

から池と水場。積雪は5〜10センチ程度。ここから稜線まで急登ですが雪に足を取られることも無く、普通にツボ足で行けました。

ちなみに、帰りはシャクナゲ道の途中までアイゼンを着けて下りました。

稜線に出たら堂ヶ森に向かいます。雪はそこまで多くなかったです。10センチくらい?

鞍瀬の頭付近からガス。

前を歩いていた登山者が数名いたので、この人達に二ノ森まで足跡付けてもらおうと思っていたら、みなさん鞍瀬の頭に登って行きました。というわけで、ここから一人旅。

二ノ森までの稜線の上の雪は少ない所で数センチ、多い所でも靴の高さくらい。石や岩の上に乗ると滑りますけど、それ以外は特に問題無く進むことができました。

二ノ森の山頂。ガスで石鎚山は見えず。6時40分スタートで二ノ森が10時前。まだまだ時間に余裕があるので石鎚山へ向かいます。

二ノ森から先は無雪期のコースをそのまま歩きました。新雪の下に残雪があるのですが、ツボ足だと凄い滑って危険なので、さすがにアイゼン装着しました。

二ノ森〜石鎚山の縦走路。昨年3月に歩いた時は凄い雪の量(二ノ森山頂周辺の1.5倍くらいの積雪量)で、違う山に来たのかと勘違いする程でしたが、その時のイメージが残っていて、今回も雪がどんどん増えてくると思っていたのですが、意外にもあまり増えませんでした。

二ノ森から下りきると錆びて文字が見えない標識が出てきます。ここから先は面河方面との合流地点まで地味なアップダウンを繰り返します。

雪の量はふくらはぎの真ん中くらい。発砲スチロールを砕いたような、まったく締まりのない雪ですが、これくらいの量ならさほど苦にはなりません。吹き溜まりはさすがに膝近くまで埋まりました。

西冠ピークの下辺り。笹が完全に埋まる程の雪になると結構な急斜面になりそうな予感。昨年3月に来た時はこの辺りで撤退しました。

面河方面との合流地点の目の前にド派手な倒木がありました。木の根元付近をくぐりました。

北面のトラバース。下に隠れた残雪が硬いのでアイゼンで削りながら歩きました。表面が硬化しているとかなり気を使いそうな場所でした。とは言え距離は短いです。

成就コースと合流。

アイゼンを装着したまま上るのか、外して上るのか…どちらが正解なんだろう…5秒ほど考えた結果、着けたまま上る。

通路の編み目の穴の所にアイゼンの刃が引っ掛かって面倒くさいです。

石鎚山に到着。雪の石鎚は初めてです。ガスで何も見えませんが大満足。

気温はマイナス5℃。少し休憩してから帰ろうと思っていましたが、風も強いし寒いしですぐに出発しました。


帰りは徐々にガスが取れてきて、二ノ森の山頂に着いた頃には素晴らしい快晴となりました。保井野コースの醍醐味はやはりこの眺めの良さ。

展望は途中から完全に諦めていたので、本当に嬉しかったです。頑張って歩いたご褒美だと勝手に思うことにしました。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です